チャドクガ 1
チャドクガが発生しています。
画像は5月の頭頃に撮ったものです。
チャドクガは、一般にツバキやサザンカ、ヒメシャラによく発生し、その名の通りチャノキにも発生します。
春と秋の二回(※条件次第では三回の場合もあるようです)、卵から孵化し、夏に孵化した個体の成虫が産卵し、卵塊で越冬します。
湘南の海寄りの地域は比較的暖かいので、孵化も早めです。少し内陸の地域では今頃、画像のような状態まで成長しているのではないでしょうか。
・注意点
チャドクガの幼虫は、毛に毒があります。
虫に直接触れなくとも、風に舞った毛(毒針毛=どくしんもう)が肌に触れるだけでもかぶれます。
・駆虫
チャドクガは一般的な薬剤でも死にますが、残った死骸に触れるだけでもかぶれますので、薬殺したまま放置するのはオススメできません。
また、幼虫が成長する過程で数回脱皮しますが、脱皮した殻にも毒針毛がついていますので、放置すればするほど幼虫が大きくなってしまうと、枝に触れるだけでもボトボトと落ちて来ます。
よって、小さい内に枝ごと切り取って捨ててしまうのが比較的安全で確実な方法と言えます。
春と秋の二回、葉をよく観察し、被害が広がらないようにするのがベターです。
羨ましいことに、全くと言っていいほどかぶれない体質の人もいますが、そのような人は稀なので、注意が必要です。
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