夏までに剪定
梅雨の合間の晴れ間が真夏日となり、いよいよ夏ですが、春から梅雨までに生い茂った緑が気になりやすい時期でもあります。
しかし、生い茂って気になるようでしたら、速めの対処が必要です。
梅雨が明ける前に済ませた方が良いでしょう。
なぜかと言うと、基本的に真夏は樹木の剪定に適さないからです。
特に強い剪定は木を弱らせます。
・ボーボーになってしまって、強く切りたい樹木
→今回は少し透かして形を整える程度にして、強く切るのは来年の春まで我慢します。
・春に剪定したけど、伸びが気になる樹木
→伸びた先端を切って整えるだけにします。
・伸び過ぎて隣家等に迷惑がかかってしまっている樹木
→あまりに迷惑ならば切るしありませんが、木が弱り、幹に腐りが入ってしまうかもしれません。出来ることなら、今秋、来春と段階をおいて対処していきたいところです。
こうした対処はあくまでも基本です。
樹木は種類や環境によって様々な状態にあります。
これは梅雨前に行ったモミジの剪定ですが、春に出た芽を傷めないように、芽が固まってから剪定しました。
すぐ脇に大きな木があり、多少日陰になるため、多くの葉に日があたりやすいように少し透かしています。
全く日陰にならないような場所だと透かし過ぎかもしれません。しかし、それにも個体差があり、環境によって芽が出るタイミングも異なるため、100点の正解が無いのが樹木の剪定です。