ヘリグロテントウノミハムシ 1
画像のような状態になっているヒイラギモクセイはありませんか?
これは、ヘリグロテントウノミハムシという、テントウムシに似た虫による食害です。
ヘリグロテントウノミハムシ(成虫)
※画像は森林研究所より引用
この虫は、5〜6月頃に黄色い幼虫が出現し、葉を食い荒らすので、この虫がついた葉は画像のような状態になってしまいます。せっかく綺麗に刈り込んでも葉がこのような状態では台無しです。
今この記事をアップしたのは、この虫が成虫で越冬するからです。
成虫は夏頃に羽化し、落ち葉の下や樹皮の隙間等で越冬します。
越冬できる場所(=ある程度気温が安定しやすい場所)というのは限られていますから、駆除するには効率が良い時期と言えます。
被害のひどいヒイラギモクセイがあれば、冬の間に、付近に成虫が越冬できそうな場所がないか探してみましょう。
うまく見つけられれば、集団で固まってじっとしていますから、一度に大量に駆除できます。
株元に落ち葉が積もっていればきれいに掃除して、代わりに堆肥等を撒いておくと良いでしょう。
また、春に出現する幼虫は、強めに刈り込んで絶対数を減らした上で植木用の殺虫剤を使用すればほぼ完全に駆除できます。