【比較検証】固まる土 4種
以前の記事↓
【自宅で実験】安い「固まる土」を施工 - 【藤沢市の造園と剪定・伐採なら】辻堂の植木屋 小林庭園
では、たまたま安いものが手に入ったので施工してみましたが、今回は、近隣で入手可能なものを片っ端から比較検証してみることにしました。
比較したのは以下の4商品
・楽土 標準色:陽光物産
・まさ王 オレンジ:株式会社テラダ(右上)
・防草クン レッド:ホームセンターコーナン(右中)
・エコグローブ:東京福幸株式会社(右下)
まずは見た目から。
・楽土
粒度は粗いが均質で自然な風合い。色はエコグローブよりやや明るい。
・まさ王
自然な感じ。土っぽいが防草クンより粒度が細かくて面がきれい。色はこれで「オレンジ」?という印象。防草クンよりやや暗い。
・坊草クン
面質は最も自然な感じで、土っぽい。まさ王より粗い。色も「レッド」の通り赤い。色は最も明るい。
・エコグローブ
最も粒度が細かく面質がきれい。土というより色のついたモルタルの印象。色は最も暗い。
◼︎施工性が良い順
・エコグローブ
重く、粒度が細く均質なので、施工しやすく失敗しにくい。
・楽土
重く、粒度が均質なので施工しやすいが、砂利の粒度の粗さから粒が偏る場合があるので注意が必要。
・まさ王
軽い分流れやすく崩れやすい。完璧に仕上げようとすると少し難しい。
・坊草クン
軽い分流れやすく、軽い粒が浮いて偏る場合がある。
◼︎軽い順
・坊草クン
最も軽く、レンガ状のものを持っても軽石より明らかに軽い印象。
・まさ王
坊草クンほどではないが軽い。軽石よりやや軽いくらいの印象
・楽土
まさ王よりも大分重い。
・エコグローブ
楽土よりもやや重い。
◼︎硬い順
・エコグローブ
とにかく硬い。ハンマーで壊せないほどではないが、「柔らかい方の石」という印象。
・まさ王
エコグローブよりずっと柔らかい。スコップでも壊せる。
・楽土
まさ王とあまり変わらない。粒度が粗い分、硬いが崩れやすい。
・坊草クン
楽土よりやや柔らかい。恐らく、固まる土の中で最も柔らかい部類だと思われる。
■排水性(浸透性)の高い順
・楽土
水をかけた瞬間にスッと染み込んでいく。肉眼で見て明らかなほどなので、排水性はかなり高い。
・まさ王
排水性はかなり高いが、楽土ほどではない。
・防草クン
まさ王より劣る。
・エコグローブ
排水性はあまり良くない。肉眼で見る限り、浸透性があるようには見えない。
■金額が安い順(1平米3㎝あたり)
・まさ王:1944円
・防草クン:2034円
・楽土:3586円
・エコグローブ:4400円
■総評(等幅フォントでご覧ください。)
施 軽 硬 水 安 総
・楽土 3 2 2 4 2 13
・まさ 2 3 3 3 4 15
・防草 1 4 1 2 3 11
・エコ 4 1 4 1 1 11
施工しやすく排水性が高い、風合いが自然なのは楽土。
安さとバランスでリードしてトップに立ったのがまさ王。
軽さと安さでリードして、一般の方にも運搬・施工がしやすく、色が良いのが防草クン。
とにかく頑丈にきれいに仕上げたいならエコグローブ。
といったところでしょうか。
施工の際の参考になれば幸いです。
雑草が生えて見すぼらしい、猫に糞をされる、蚊が多くて嫌!固まる土を施工してほしい…。
と思った方は小林庭園まで↓
【藤沢市の造園と剪定・伐採なら】辻堂の植木屋 小林庭園